MIXGAMESストラテジー バドゥーギ 第3章 最低限の確率 / なぜ後半ほど厳しくなるか 58/82
第3章 最低限の確率 / なぜ後半ほど厳しくなるか page 58 / 82

なぜ、後半ほど続ける条件が厳しくなるのか

2ndドロー後でベットが倍になる。 ところが必要な勝率はほとんど上がらない—— それでも降りる手が増えるのは、理由が別のところにあるから。

ラウンドポットベット必要な勝率小さいままなら
プリドロー0.501BB40.0%40.0%
1stドロー後2.501BB22.2%22.2%
2ndドロー後ビッグベット4.502BB23.5%15.4%
3rdドロー後ビッグベット8.502BB16.0%9.5%

2人・レイズ無し・全員コールで進んだ場合の厳密値。「小さいままなら」は、同じポットでベットが 1BB だったときの値。この差がベットが倍になったぶんにあたる。

人数倍になる地点直前の基準ベットが倍の効果ポットが育った効果倍になった後差し引き
ヘッズアップ2ndドロー後22.2%+8.1pt-6.8pt23.5%+1.3pt
3人2ndドロー後15.4%+5.5pt-4.9pt16.0%+0.6pt

2つの力が逆を向く。ベットが倍になると必要な勝率は上がるが、その間にポットも育っているので下がる。打ち消し合って、実際にはほとんど動かない。

ベットが倍 → 上がる

同じポットで払う額が2倍になるので、必要な勝率は +8.1pt

ポットが育っている → 下がる

そこに来るまでに全員が1本ずつ入れている。−6.8pt

差し引き

+1.3pt(3人なら +0.6pt)。 「ベット額が倍だから慎重に」は数字の裏付けが無い。

降りる理由はベット額ではなく、引ける回数。 スリーカードから成立させる確率は、残り回数でほぼ比例して落ちる。 ベット額の変化は誤差のようなもので、効いているのは 「あと1回しか引けない」ほう。 先に見るのはポットではなく、あと何回チャンスがあるか。

裏を返すと、手が落ちていないなら続けてよい。 成立している手やナッツに届く引きは、 ベット額が倍になっても基準はほとんど動いていないここで降りすぎるのが、もう一方の漏れ。