MIXGAMESストラテジー スタッド ハイロー(8 or Better) 詳細戦略 / 最終ラウンド 32/41
詳細戦略 / 最終ラウンド page 32 / 41

相手を UTG のレンジに絞ると

前の2枚は伏せ札がランダム。両者を UTG のオープンレンジに絞って、同じ木を解き直す。 2つの場面で逆のことが起きる。

場面レンジ差(伏せ札ランダム)同(両者 UTG レンジ)相手の手の数
相手のアップが4枚とも 8 以下(ローが見えている)+1.63BB+1.29BB4,032 通り
相手のアップに高い札が並ぶ(ローが見えない)+2.83BB+4.01BB336 通り

同じアップ・同じ木で、伏せ札の前提だけを替えた。「相手の手の数」は、そのドアカードで UTG のレンジに入る3rd street × 7th street の総当たりの本数。

ローが見えている相手 — 差が縮む

+1.63BB → +1.29BB。UTG のレンジはロー寄りなので、 相手のローが本物になり、分け合いが増える。 「相手を絞ると差が消える」——参加ハンドの表で見たのと同じ形。

ローが見えない相手 — むしろ開く

+2.83BB → +4.01BB。相手のレンジが強くなったのに、 こちらの取り分は増える。K のドアで UTG から入れる手は、 この場面では A-A か K-K だけ(伏せ札 8通り)。 ハイ一方向に固まった相手には、ローの半分がほぼ保証になるため。 スプリットポットだけで起きる逆転。

ハイの強さ上位中位下位弱い無し
ハイ 上位10%90%10.9%90%2.2%84%2.8%
ハイ 上位20%100%2.7%100%1.2%
ハイ 上位30%100%3.0%100%4.7%
ハイ 上位40%100%8.6%100%7.9%
ハイ 上位50%100%0.4%100%0.9%
ハイ 上位60%100%6.8%99%4.8%
ハイ 上位70%97%11.2%8%5.0%
ハイ 上位80%100%1.1%100%9.8%99%0.3%
ハイ 上位90%100%0.9%99%0.8%
ハイ 上位100%100%1.1%100%12.4%99%0.4%

相手のアップに高い札が並ぶ(ローが見えない)。自分のアップは As 7h 5d 3c、相手は Kh Qd 9s 7c。両者とも UTG のオープンレンジ——ドアカードと合わせてそのレンジに入る伏せ札だけを総当たり(自分 8,778 通り / 相手 336 通り。引きの誤差は乗らない)。4,000反復で解いた。レンジは左右で別(アップが違えば作れる手も違う)。コールに必要な勝率は 12.1% で固定。

「相手が強い」と「取り分が減る」は、ハイローでは別の話。 相手の強さが片側に寄っているなら、逆側を持つだけで半分が来る。 怖いのは強い相手ではなく、両側を狙える相手